2006年12月24日
※ 鎮火祭 ※
鎮火祭は「一年間火からお守りください。」とい う願いを込めて行われる火災よけの神事で、宮島では一年を締めくくるお祭りです。
12月31日の大晦日午後6時に厳島神社祓殿に設けられた祭壇で斎主が祝詞を済ませると松明に斎火を移し回廊を通って神社横の御笠浜へ運びます。そして、設けられた大束(松の木を組み合わせたもの)に火を点火!その火は直径30cm?60cm、高さ3m?5mもある大松明に移され、法被にはちまき姿の若者たちが、激しく燃える松明を肩に担ぎながら、石鳥居から神社入り口まで、約200mの参道をかけ声をかけながら勇ましく駆け巡ります。宮島の町民は、先を競って持ちよった松明やそぎに大松明からもらい火をして、一斉に火が広がり、近辺は火の海となります。その壮観さは筆舌に尽くしがたいものがあります!
宮島商工会の大きな松明
火を消した松明やそぎの燃え残りは、各家へ大切に持ちかえられ、火除けのお守りとして、神棚や火気を取り扱う調理場や台所などに供える風習が残っています。また、斎火をろうそくに灯し、ちょうちんなどに入れて持ちかえり、火難除けの灯明として神棚の灯明に移す人もいます。昔は神棚の火を取って、正月のお雑煮をつくるための火種にも使われたそうです。
高さ30cmのかわいらしい松明!皆様もご参加ください!
鎮火祭は江戸時代の「晦日山伏(つごもりやまぶし)」が起こりといわれます。江戸時代に書かれた『厳島図会』にも松明に火が付けられた様子が描かれていることからも、歴史が古いことがわかります。当時の民家の屋根はほどんどがそぎ葺きだったにもかかわらず、その火の粉が飛んでも火災になることがなかったことから、火除けの祭に発展したようです。神仏分離以降は「鎮火祭」といわれるようになったそうです。。
町民だけでなく、一般の方もお店で松明を買うことができるので、ぜひ参加して楽しんでいただきたいお祭りです。
2006年12月23日 20:17








